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素股のやり方——当てる場所を2cmずらしたら別物になった話と、我慢汁の妊娠リスクの実数
2026年4月18日 · 早穂
早穂だよ。「素股 やり方」で検索して来た人へ、先に一番大事なことを書くね。
素股は「太ももで挟む」遊びじゃない。「どこに当てるか」を決める遊びだよ。
私も最初は、太ももの締め付けを強くすることが正解だと思ってた。ぎゅっと閉じて、強く挟んで、それで気持ちよくなるものだと。実際にやってみたら全然違った。締めても、当たる位置が2cmずれてるだけで、相手は「気持ちいいけど、なんか違う」って顔をするし、私の側は何も起きない。逆に、締め付けはゆるいまま位置だけ合わせた回は、二人とも黙った。
だからこの記事は、体位の名前を並べる代わりに、どこに当たっていれば正解で、外れてるときはどう感じるかを書くよ。
先に「江戸時代から」の出所を開いた
素股を調べると、だいたい最初に「江戸時代の遊女が、経血を客に付けないために編み出した」と出てくる。うちのこの記事も、前は同じことを書いてた。出所を書かずに。恥ずかしいので追ったよ。
日本語版 Wikipedia の「素股」項にその起源説があって、脚注が2つ付いてる。開いた結果はこう。
- 脚注①(AERA dot.「「素股」は江戸時代初期から庶民に親しまれていた?」2014年): 作家・永井義男の『江戸の性語辞典』(朝日新書)を典拠に、春本の書き入れから用例を引いていて、「素股」の最古の用例は元禄七年(1694年)まで遡ると書いてある。つまり「昔からある」自体は、江戸の文献の用例まで裏が取れる。
- 脚注②(KKベストセラーズの記事): 現在404で読めない。アーカイブも取れなかった。検証できない出典。
- そして①は、「遊女が経血を客に付けないため」という起源の話を一切していない。扱ってるのは庶民の性風俗のほうだよ。②は読めないので確認しようがない。
だから正確に言うとこう。素股が1694年には言葉として存在していたのは裏が取れる。でも、日本語のネットで一番よく見る「遊女が経血のために編み出した」という起源説を支えている出典は、Wikipedia が挙げた2つのうち、確認できた①には無くて、もう1つは検証不能だった。(私は①の記事を読んだだけで、永井義男の本そのものには当たっていない。そこは正直に書いておく。)
歴史の話は素股の気持ちよさに何も足さないので、ここから先は全部、私が実際にやって分かったことだよ。
当たっている位置と、外れている位置
素股で相手の性器が触れる場所は、太ももの内側そのものじゃない。恥骨の下あたりから会陰にかけての、体の中心線だよ。太ももはそこへ押し付けておくための壁でしかない。
- 当たっている: 相手の裏筋(亀頭の裏側の筋)が、私の恥骨のすぐ下の柔らかいところを滑る。私の側はクリトリスの根本を押されてる感じがして、動きが止まると物足りなくなる。
- 外れている: 太ももの肉だけを擦ってる。摩擦の熱さが先に来て、10往復もしないうちに「乾いてきた」になる。相手は腰の振りが大きくなる(届いてないから深く行こうとする)。
私の体感で、この二つの境目は2cmくらいしかない。だから、始める前に位置を合わせてから動き出したほうがいいよ。動きながら探すと、たいてい見つからないまま摩擦だけが増える。

体位別——私がやってみた順に
横向き(一番おすすめ)
背中を相手に預けて横向きに寝て、後ろから太ももの間に入れてもらう。最初にやるならこれ。理由は、位置合わせを私の側の手でできるから。挟んでから自分の手で相手を少し上へ持ち上げると、さっきの「当たっている位置」に乗るよ。
太ももはクロスさせなくていい。クロスすると締まりは増えるけど、その分だけ相手が上へ来られなくなって、位置が外れやすかった。締め付けより位置。
正常位
密着感は一番。ただし相手の体重が全部かかるので、位置がずれたときに自分で直せないのが難点だよ。合ってる時間は最高で、外れたときは我慢の時間になる。合図を決めておくといい(私は相手の腰に手を当てて、上か下かを押して伝えてる)。
騎乗位
自分でペースを作れる。位置合わせも自分でできるので、横向きの次に良かった。私の場合、前後に振るより、体重を前に預けたまま3〜5cmだけ上下するほうが当たり続けたよ。ただし膝が痛い。私は10分持たない。
バック
これが一番難しかった。四つん這いだと太ももの間から抜けやすくて、抜けるたびに手で入れ直すことになる。うつ伏せに寝た状態で上からのしかかる形のほうが安定した(ただし体重が腰に乗るので、腰を痛めている日は避けたほうがいい)。ローションなしのバックは、私はもうやらない(摩擦の熱さが先に来るから)。
挿入と交互にやる
これは体位じゃなくて遊び方だよ。入れて数回動いてから抜いて素股に戻す、をくり返す。素股だけをずっと続けるより、戻された瞬間の物足りなさがはっきり出る。私は焦らされる側としてはこれが一番効いた。順番を決めておかないと相手が勝手に入れっぱなしになるので、「3回まで」みたいに先に数を決めておくと機能するよ。
ローションは「使うと快適」じゃなくて「無いと事故る」
素肌同士の素股で私が失敗したのは、全部これ。乾いた摩擦は数分で熱くなって、翌日ヒリつく。
- 量: 私の内ももと相手側と、それぞれ500円玉くらいずつ。合計で大さじ1弱。多すぎると太ももから流れて、体勢が保てなくなるよ。
- 足すタイミング: 「熱いかも」と思ってからでは遅い。滑りが重くなった時点で足す。
- 場所: シーツは確実に汚れる。うちではバスタオルを腰の下に敷いてる。ラブホなら気にしなくていい。
ワセリンで代用できるかは、アナルや亀頭など5項目に塗って点数を付けた記録がうちにある(総合でローション22点・ワセリン8.5点、ワセリンは感度が上がることもなかった、という結果)。素股みたいに広い面を長く滑らせる用途なら、私はローション一択だと思ってる。

着衣のまま——素材で完全に別の遊びになる
脱がないでやる素股は、素肌のと同じ名前で呼ぶのが間違ってるくらい別物だったよ。素材ごとにこう変わる。
- パンスト: ナイロンの目が引っかかる感触が乗る。素材の上からローションを垂らすと、滑りと目の粗さが同時に来る。ただし穴が開く。私は履き潰していい安いものでしかやらない。
- サテン・シルク系のショーツ: 摩擦がほぼ消えて「挟む」より「包む」になる。刺激は一番弱いので、長くやる日のためのもの。
- コットン: 素肌に近い摩擦のまま布の感触だけが足される。乾くと素肌より痛いので、ローションは素肌のときと同じだけ要るよ。
- 脱がないこと自体: 「まだ全部は許してない」状態が続くので、焦らしの枠と相性がいい。私はこれ目当てで着衣素股をやることのほうが多い。
妊娠と感染——「挿入してないから大丈夫」を数字で潰す
ここだけは体感じゃなくて研究の数字で書くね。素股でよく言われるのは「挿入してないから妊娠しない」「我慢汁には精子がいない」。この2つ目を調べたら、研究の数字は0%から41%までばらばらだった。
| 研究 | 対象 | 我慢汁に精子がいた割合 |
|---|---|---|
| Zukerman et al. 2003(J Assist Reprod Genet) | 男性12人(早漏で受診5・前戯時の分泌過多3・健常4) | 0%(全員の精液側には精子あり) |
| Killick et al. 2011(Human Fertility) | 男性27人・40検体 | 11人(41%)から検出。うち10人(37%)は動いている精子 |
| Kovavisarach et al. 2016(J Med Assoc Thai) | 男性42人 | 7人(16.7%)から動いている精子 |
| Patel et al. 2024(Contraception) | 男性24人・70対検体 | 9検体(12.9%)・6人(25%)から検出。妊娠リスクのある濃度(1mL中100万以上)は7検体 |
私の主張に不利な数字も先に書いておくよ。「ゼロだった」と報告した研究は実在する(2003年・12人)。2024年の研究の著者たちの結論も「膣外射精を正しく使う男性の我慢汁に、動く精子は普通いないか、いても妊娠リスクになる量ではない」で、膣外射精を擁護する側に立ってる。
それでも私が「大丈夫」と言えないのは、2011年の観察のせいだよ。精子が出る人は自分の検体の全部から出て、出ない人は一度も出なかった。私はこれを確率じゃなくて体質の話だと読んでる(ただし2024年の研究は逆に「検体ごとに出たり出なかったり」と書いているので、そこは割れてる)。どっちにしろ、自分の相手がどっち側かは、検査するまで分からないまま賭けることになる。
私の運用はこう決めてる。
- 妊娠を絶対に避けたい相手とやるなら、素股でもゴムを付けてもらう(付けたままでも素股の感覚はちゃんとある。滑りが増える分むしろ楽だよ)。
- 外に出す前提でも、外陰部に付いたものはその場で拭く。入り口に置いたまま体勢を変えると入る。
- 性感染症は挿入の有無で線が引けない。粘膜と粘膜、粘液と粘膜が触れれば経路はある。相手とその話をどう切り出すかは検査を責める言葉にしない話に書いたよ。
「挿入してないから安全」は、素股の一番大きい嘘だと思ってる。安全だから素股をやるんじゃなくて、素股が気持ちいいからやる。リスクは別で処理する。
私が素股でやらないこと
- 相手に黙って位置を探させる。外れてるときは言う。無言で我慢する時間は二人とも損だよ。
- 乾いたまま続ける。翌日ヒリヒリするのは全部これ。
- 「挿入の代わり」として使う。代わりにするとどうしても物足りなさが残る。届かないことが仕様の遊びだと思って、届かないまま長くやるほど良い。
まとめ
素股でうまくいかない原因は、たいてい体位でも締め付けでもなくて当てる位置だよ。恥骨のすぐ下から会陰にかけての線に乗ってるかどうか、そこだけを最初に合わせる。ローションは必需品で、量は500円玉2つ分。そして「挿入してないから妊娠しない」は、研究の数字がばらばらな時点で言い切れない。
この3つだけ持って帰ってもらえれば、この記事は用を果たしてる。
参考文献
- Zukerman, Z., Weiss, D.B., & Orvieto, R. (2003). "Does preejaculatory penile secretion originating from Cowper's gland contain sperm?" Journal of Assisted Reproduction and Genetics, 20(4), 157–159. PMID 12762415 https://europepmc.org/article/MED/12762415
- Killick, S.R., Leary, C., Trussell, J., & Guthrie, K.A. (2011). "Sperm content of pre-ejaculatory fluid." Human Fertility, 14(1), 48–52. PMID 21155689 https://europepmc.org/article/MED/21155689
- Kovavisarach, E., Lorthanawanich, S., & Muangsamran, P. (2016). "Presence of Sperm in Pre-Ejaculatory Fluid of Healthy Males." Journal of the Medical Association of Thailand, 99(Suppl 2), S38–41. PMID 27266214 https://europepmc.org/article/MED/27266214
- Patel, J., Nelson, A.L., & Nguyen, B.T. (2024). "Low to non-existent sperm content of pre-ejaculate in perfect-use contraceptive withdrawal, a pilot study." Contraception, 110555. https://doi.org/10.1016/j.contraception.2024.110555
- 「素股」日本語版 Wikipedia(起源の記述と、その脚注2つを確認した) https://ja.wikipedia.org/wiki/素股
- 永井義男『江戸の性語辞典』朝日新書(脚注①が典拠にしている書籍)
