花魁お楼の生涯~愛に生きた女 第③話

この物語はフィクションです。登場する人物、団体名等、名称は実在のものとは一切関係ありません

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お楼 家路につく

「ただいま帰りました」

なにか そわそわとして様子で帰ってきたお楼

髪の乱れが若干気になりつつも母上と父上は穏やかに迎えてくれた。

「新之助様のお母上様はお体が丈夫じゃないと伺った 本来は婿養子に願い出たいところだが先方は片親 そこからご子息を奪うわけにはいくまい」

「そうですよね 私たちのことは大丈夫だからお楼がお母上様の片腕となって新之助様の

後継ぎを生んでお家を盛り上げてやってちょうだい」

そう語る父上母上の目の奥の表情に「寂しさ」を感じたのは気のせいじゃなかった。

「おやすみなさい」

お楼はそう言い残し 自分の部屋に入った。

化粧台の前に座る。

そして髪飾りをはずしおぐしで乱れた髪をといた。

鏡に映る今日の自分。

昨日の自分と違うことにお楼は気が付いた。

「女性として目覚めてきた自分」に。

新之助の熱い吐息 優しく触れる指 

初めて感じた子宮の違和感

全身に電流が流れるような快感

膣から流れ出す汁

硬直した新之助の男根

その夜 お楼は床につき 布団の端を噛みしめながら

濡れた陰部に右手の指を伸ばし新之助がしてくれたように膣に少しだけ指先を

入れて動かした。

左手の指は乳房をわし掴みにして激しく揉んだ。

「あううう・・・・」

勃起した陰核は痛いくらいに大きくなり今にも張りさけそうだった。

膣から指を抜き 陰核をつまんで動かした。

「気持ちいい・・」

大きく開脚した卑猥なお楼の姿

次第に布団がはだけて丸見えになっていた。

カサッ・・・

気のせいか障子の向こうから草をかき分ける音がした

お楼は一瞬人の気配がしたが

「まさかね・・・皆 床についているはずよねぇ・・猫かしら・・」

そう考えながら 小刻みに動かす指先は汁で滑っていた。

新之助との出来事を思い出し お楼は果てた。

「ああ・・・・ん・・・新之助様 」

静まり返った部屋に静かに響き渡った。

お楼は心地好い余韻から直ぐに深い眠りについた。

奉公人(中間) 与一郎

いつものように清清しい朝を迎えたお楼

いつもの朝の風景が繰り広げられる

食事の支度をする女中たち

庭掃除をする奉公人たち

各々がそれぞれの朝を迎えていた。

そんな中 農家からご奉公に来た 与一郎という とても働き者の若者がいつものように

父上の身仕度や身の回り周辺の手伝いを行っていた。

「与一郎さん 今日もよろしくお願いしますね」

お楼は笑顔で語りかけた。

「お嬢様 おはようございます」

さわやかな笑顔で応対した与一郎。

昨夜のこともあり 近朝のお楼はとても艶やかだった。

与一郎はなんだか照れくさそうにあまり目を見て話してくれない奉公人だった。

優しいお楼は日ごろの頑張りを評価し お出かけのお供にと父上に無理を言ってあえて与一郎を指名した。

美味しいお団子でもご馳走しようと足を延ばして町へ出ることにした。

「こんな私でもいいのですか?」

「何を言っているの?十分立派な用心棒ですよ」

微笑みながらお出かけの支度をした。

にぎわう街

行き交う沢山の老若男女

普段は体感できない町の臨場感

ワクワクしながら街を出かけたお楼

無邪気に小走りで先を急ぐお楼に内心愛らしく感じていた与一郎。

蕎麦屋によって一緒に麺をすする

お饅頭屋によって一緒に饅頭を買う

芝居小屋で大衆演劇を見る

「今日は父上や母上にもお許しもらってきたのだからー まだまだ!」

ごくごく普通のお嬢さんの姿

与一郎は振り回されつつも まんざらでもなかった。

「私 お付き合いしている方が居るの 縁談の話を持ってきていただいてね・・」

そう言って瞳をキラキラして輝かせていたお楼の色っぽい唇に与一郎はドキッとし

直視できなかったのであった。

汗で光る細いうなじ 手拭いでぬぐう姿はいっぱしの「女」だった。

日も暮れてきて そろそろ帰らなければと与一郎が言葉をかけた。

「そうね!じゃ 戻りましょう」そう言って歩み出して少して・・

ぶちっ!・・・・お楼の草履の鼻緒が切れた。

「困ったわね 町から離れたし・・後へ戻るのもねえ・・」

困っているお楼に・・

「お嬢様 私の背に乗ってください」

「え・・?与一郎さんが? いいえ 重たいから裸足で歩きます」

「とんでもない それこそ私が叱られます」

あまりそう言われると 仕方なく与一郎の背中に乗った。

「よいしょ・・・なんだか恥ずかしいわ」

「気にしないでください」

与一郎はお楼を担いでひたすら歩いた。

与一郎のたくましい大きな肩  汗のニオイ  呼吸

新之助とは違ったものだった。

与一郎は背中に当たるお楼の胸の感触に下半身が熱くなっていた。

まさか お楼にそのような気持が伝わるはずもない  伝えられるはずもない

家路に着くまで二人の空間は少しセンチなものになっていた。

その二人の姿を遠目から見ている男が居た。

たまたま近くを通っていた新之助だった。

数日たって 新之助が家にやってきた。

お楼と町へ散策に行こうというのだ。

その姿を見ていた与一郎。

お楼は先日の与一郎との事も話し また鼻緒切れたら今度は新之助に

迷惑掛けるからともう一つ草履を持参することにした。

「私もおぶってあげますよ」  笑う新之助

「駄目ですよ 私重いから恥ずかしいわ」

「じゃ参りましょう」

二人出ていく姿をじっと見つめていた与一郎

新之助の一瞬の表情から何かの変化に気が付き 気になって 後をつけることにした。

新之助の薄笑いが気になっっていた。

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40代主婦 趣味はいたって「妄想」人生半分は妄想のエロで成り立ってきたと言っても過言じゃない!というくらい自負。なんだかんだ言って私は筋金入りの変態と気が付いてきた今日この頃・・・。