お桜の誕生
時は江戸幕末
美しい零れ桜の花びら舞い散る季節・・。
とあるお屋敷の一室から元気な赤ん坊の声が響き渡った。
「おぎゃーーーー!」
「奥様!おめでとうございます。可愛らしい女のお子様ですよ」
「雪江 よくぞ頑張ったな!」目を細めただただ喜びを噛みしめる夫の直正。
長らく子宝に恵まれなかった御家人松尾直正 雪江夫妻
待ちに待った可愛い子供の誕生に夫婦は手を取り合って喜んだ。
美しく咲き誇る桜の花弁のように瞳のぱっちりした女の子。
やっと授かったお子として夫婦は一心に愛情を注いだ。
健やかに成長すると同時に女性としての所作や教養を身につけさせるべく武芸の心得、書道、和歌、琴の技量を徹底的に教え込まれた。
奉公している女性の年長者から嫁入り前の性教育や武家に嫁ぐ時の礼法や行儀の手ほどきも受けた。そうして知識と倫理観の道徳を教え込みどこへ出しても恥ずかしくないほどの娘へと成長していった。
男の子には恵まれなかった。しかし日に日に眩いばかりに美しく成長するお楼に夫婦は幸せを感じられずにはいられなかった。
器量よしで明るい性分のお楼も気が付けば14の歳を迎えようとしていた。
お楼に縁談が来る
美しく聡明な女性に成長したお楼の評判を聞きつけた上役の稲生からお楼へ縁談の話が舞い込んできた。
お相手はお楼より4つ年上の新之助という稲生の身内に当たる青年だった。
利発で武士道の心得も素晴らしく稲生にとって将来有望株の新之助。
そろそろよい娘はいないものかと模索していたところに風のうわさで松尾の一人娘お楼の評判を耳にして早速松尾の元を尋ねた。
上役からのあまりにも良い話に初めは驚いたもののお楼の幸せを願って直正と雪江は稲生の厚意を謹んで受けた。
14歳のお楼。
かといってもういっぱしの女性だが縁談の話しに嫁ぐことの重さをあまり感じてなかったのか無邪気に微笑んでいた。
「あなた お楼もいい娘に育ちましたねえ」
「ああ・・縁談がうまくいけばお楼はきっとよい女房になるよ」
「私たちの娘ですからねぇ・・・」
夕暮れ時に近付き真っ赤に染まった夕焼けを見上げて二人ポツリ・・・と語りあったのである。
お楼と新之助 初対面
稲生の計らいで草花が咲き誇った美しい庭園に案内された二人
直正と雪江 稲生 そしてもうひとり病弱な新之助の母上様が居た。
皆 話は程々にして・・・・
「若い二人だけで話してもらうとするかな」
そう言いながら微笑みながら二人を残し庭園を後にした。
「はじめまして お楼と申します」
「新之助と申します。 伯父が是非 お楼様に会ってみてはどうかと勧めるので今日は参りました。」
「お母様のお体の状態がよろしくないと伺っておりますが・・・」
「はい 父上を早くに亡くし 女手一つで私を貧しいながらも懸命に育ててくれた
母上には心から感謝しております」
「お父上様 お亡くなりになられていたのですね・・」
「はい 私はこの家のたった一人の長男として生まれてきました。母上が居てくれたから今の私がある これからはうんと母上に体を休めてもらっていつまでも元気でいてほしいと願っております 」
「そうだったのですか それは大変ご苦労なさって来られたのですね」
「幸い 伯父の恩恵もありとても助けてくださって生活は親子二人何とか食べていけましたが私も男ゆえ気がつかぬことがたくさんあるかと思うので母上を支えてくれる妻をそろそろと思い伯父に相談していたところお楼さんの話を持ってきて下さったのです。 母も喜び鉄は熱いうちに打てと言うことで今日の日を迎えたのです」
お楼は誠実な新之助に吸い込まれるように軽やかに対話が弾んだのである。
当然のことながら若い者同士 魅かれあいながら 時間がたつのも忘れるくらい夢中になっていた。
このような二人が親密な関係になるのもそんなに時間は必要としなかった。
お楼と新之助 接吻する
ある月夜の晩 新之助の誘いにて河原で夕涼みを楽しむことになった。 新之助の迎えの下 水面に月明かりが照らす小川でその日一日あったことを互いに話し合っていた。
お楼はとびっきり綺麗な着物をまとって髪飾りも新調していた。
お楼 14歳と3カ月 初夏
新之助とふたりきり・・・
お楼の美しい肌が月夜に照らされより一層浮き上がるように真っ白だった。
お楼もなぜか今日は体が火照っている
「この気持ちはなに?初めての感覚」
そうやって ちらりと新之助を見上げると新之助もいつもの新之助じゃなく
そこには「男」の表情の新之助がいた。
はやる気持ちを必死に抑えていたかのように見えた
お楼もじんわりと濡れる陰部に恥じらいを感じながらももぞもぞと股間を動かさずには
いられなかった。
「新之助様・・・」
「お楼ちゃん なんて綺麗な肌なのだろう・・・」
一瞬 空気の流れが止まった。
「お楼ちゃん 好きだ!」
「新之助様!」
草の上へ一気に押し倒されたお楼
「こんなところ父上や母上に見られたらなんて言うだろうか」
そう自分を責めながらも沸き起こる性欲に打ち勝てず自然になすがままに
新之助に身を委ねた。
着物の襟の隙間から新之助が手を差し込んだ。
やわらかな胸。
意外に発達していたお楼の乳房
指でもみしだきながら堅く立った乳首が指に触れた。
興奮を抑えられなくなった新之助
一気に胸をはぐってしまった。
「お楼ちゃん ごめんね でも ・・・いいか?」
「好きにしてくださいませ」
真っ白な豊かな乳房が現れた
乳首は綺麗な桜色
決して汚れのない天使のような乳頭
新之助の荒々しい呼吸の口から長い舌が出てきた。
「んんんんっ!」
乳首に舌が這いまわる
大きく勃起してきた可愛い胸を両方わし掴みにして荒々しく揉んだ。
「ああ・・・」
そこにはついこの前まで見ていたお楼ではなく「女」のお楼が居たのだった・・・。
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