幼馴染は変態姉弟!巨根童貞の受難 第②話

この物語はフィクションです。登場する人物、団体名等、名称は実在のものとは一切関係ありません

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 甘ったるい匂いがする。美也子の髪から、身体から、いや、ほの暗い部屋全体から漂ってくる、鼻先が胸が、苦しくなるような甘い匂い。

「ふふ、やっぱり。からだに相応しい大きさね。色がきれいなのもイイわね。もうすぐにでもグローい色になっちゃうから、今だけよね」
 細い指先が、きらきらと艶めく爪先が、そそり立つペニスをゆっくりと撫で擦る、その様は、薄い膜か何かを隔てて見るような、まるで他人の秘部の映像を見ているような不思議な感覚として、隼人の眼に映っていた。
 カーテンを引いているとはいえ、昼間の、それも他人の家で、曝け出すはずのないものを曝け出されて、頭の中は真っ白だった。目の前の映像と、耳に入る湿った水音や荒い息が現実感を失わせていく一方で、美也子の皮膚の熱さと滑らかな感触、そして肉の重みが容易く隼人を現実に引き戻した。
「太いし、エラの張りも最高・・・・たまんない」
 美也子は頬に落ちる髪を耳に掛け、薄ら微笑むと、じっと隼人の目を見つめたまま身を屈め、ペニスを口に咥えた。
 熱く潤った口内に包まれ、思わず声が出そうになったが、美也子はすぐに顔を引いて離すと、今度は尖らせた舌先でペニスの先端をちろちろと舐めた。両方の手で竿を優しく揉むように撫で回され、時折その手は茫々に生えた陰毛を搔き分けるように性器の周辺をさまよった。
 突如、背中に電流が走るような、ぞくっとしたものが流れ、隼人は呻いた。
 美也子の舌は先端から裏スジのあたりへ移り、べちょべちょとした音を立てて舐めては、熱い息を吐きながらちゅうっと吸い上げたりしていた。腹の底がじくじくするような気持ち良さ。それでいて、はじめての感覚であるはずなのに、隼人は今与えられている快感ではなく、もっと別なものを欲して喘いでいた。何を?

 自分の腹の底から押し上がってくる熱のかたまりに、息が詰まりそうだった。
 なんだかよく分からなくなって、隼人は美也子の肩を押しやろうと手を掛けた。すると、まりでそれを合図とするかのように美也子は前のめりになり、片方の手で自分の髪を抑えながら、もう一方の手先を隼人のペニスの根元に添え、大きく口を開けてぬらぬらとてかる亀頭を優しく食むと、ゆっくりと頭を上下に動かし始めた。
 温かい口内の粘膜全体がぴったりと密着し、ぬるぬると擦られ、吸われ、隼人はもう何も考えられなくなった。美也子の髪がさらさらと、自分の太ももの辺りに零れ落ちてはうねるのを隼人は眺め、低い呻きを漏らした。
 美也子はちらっと隼人の顔を一瞥すると、頭の角度を変え、動きを速めた。じゅぽじゅぽっと、空気を含んだ激しい音に混じり、互いの荒い息遣いが部屋に響いていた。
「も、ちょ、出る、はなせ・・・・」
「・・・・いーよ、出して」
 はぁ、と肩で息をしながら顔を上げ、そう微笑むと、自分の唾液と先走りでべとべとに濡れ、腹に付きそうなほど勃起したペニスに頬ずりするように顔を寄せ、「すっごい、脈打ってる、熱い・・・」と呟き目を閉じた。隼人が堪え切れずにそのまま射精してしまったため、美也子の顔じゅうに精液がかかった。
「ご、ごめん、俺・・・・」
「んー、すごい、いっぱい出たね。抜いてなかったの?まあ、いいや」
 目元の精液を指先で軽く拭うと、美也子は上体を起こし、放心状態の隼人の腹部辺りに腰を浮かせて跨った。
「ね。見て、私のも、ほら」
 そう言いながら隼人の手を取って、自分の股の方へ導いた。指先に、ぐっしょりと濡れそぼったパンツのつるつるとした薄い生地感と、熱く熟れた肉の感触が伝わり、隼人の動悸は再び激しくなっていった。
「隼人がイクの見ちゃったら、私もこんなになっちゃった・・・・ふふ、指も太いね、ん、そう、そこ・・・・ああ、イイ、ん・・・・はあ、んんっ」
 美也子は腰をくねらせ、目を閉じて眉を寄せた。隼人は右手の指が自分で動かしているのか、彼女の手によって動かされているのか分からなくなった。
 美也子の顎先からたらりと、白い滴りが零れ、ふるふると揺れる乳房に落ちた。点々とそれは彼女の豊か過ぎる乳房に染みを作り、汗に濡れて光る肌をさらに卑猥なものにした。
 はからずも。そう、はからずも、おのれの精液を女性の顔面にぶっかけてしまったのだ。
 隼人は急激に罪悪感というものに駆られ、それから逃れるように、細い指に絡めとられた右手を動かした。びくっと美也子の肩が震え、隼人の太ももに置いていたもう一方の手を肩に廻し、そのまましなだれかかってきた。
 耳元で「ふふ、どこもすごいぬるぬる」と囁き、身体全体を擦りつけるように律動を刻んだ。美也子は隼人の右手を離し、自分の股間から抜くと、さっとパンツを脱ぎ、また腹の辺りに今度は密着するように腰を据えた。
「腹筋、鍛えてるね、硬くて最高・・・・」
 先ほどの、自分のペニスをねっとりと舐めまわす赤い舌の動きがちらちらと脳裏に浮かぶ。
 今、自分の身体に覆い被さる柔らかい肉体は、あの赤い舌そのものになったかのようにしっとりと濡れ、熱く、そしていやらしく絡みつく動きを執拗に繰り返していた。
「もうこんなに・・・・隼人のおちんちん、すごい」
 美也子はそう呻くように言って溜め息を吐くと、隼人の胸筋から鎖骨、喉仏の辺りを、まるで象るように丹念に舐め上げていった。
 どこもかしこも硬く太い肉や骨で出来た自分の身体と、唇から胸から指先に至るまで滑らかで柔らかい女の身体。これほど自分が男であることを思わされたことはなかった。そう、男なのだ、どうしようもなく。なのに。
 美也子の唇が、舌が、顎を辿って半開きの唇に触れた時、ぼんやりと霞がかっていた隼人の頭の中が、風船が弾けたようにぱっと急激に鮮明になった。すぐ目の前にある、長い睫毛に縁取られた大きな瞳に、よく見知っている大きくて力強いあの男の眼が重なった。
「・・・・っ!」
「きゃっ」
 気付けば隼人は美也子の身体を押しのけていた。後ろに尻もちをつく形で、美也子はしどけなく足を開いたまま、少し驚いたように隼人を見ていた。
「あ、ごめ、ごめん、だ、だいじょうぶ?」
 慌てて隼人が膝立ちになり美也子の手を取ったその時、いきなりすぐ横のドアが開き、「隼人?ここにいんの?」という声とともに、貴也が入ってきた。心臓が、止まったのかと思った。
「た、貴也・・・・」
 薄暗い部屋に廊下からの光が差し込む。隼人はあられもないおのれの格好と、同じく透けたひもパンツ一枚で開脚したままの美也子と、そしてその2人を凝視して立ち竦む貴也の姿に、生まれて初めてかもしれない眩暈を覚えた。

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