「いやらしく飛ばすのよ。変な事されると気持ちよくなっちゃうのよね。ほらあ、出る出る、出ちゃう、フフフ…」
恥かしさやうしろめたさから必死に耐えていた我慢も、手慣れたお姉さんのたくみな言葉責めの前に、あっという間に崩壊させられてしまった。
「アハハ、かわいい、本当にいっちゃったんだ。でも若いんだからこんなんじゃ物足りないでしょ、もっとしごくのよ。ほら、お姉さんにアヘ声聴かれながら何度も射精なさい。ほら、ザーメン出る…」
マイノリティーにとっての出会い
若いころに進一は年上の女性とつきあった事があり、その体験は進一にとって消せないほど大きなものだった。
最初は年上の女性にリードされる程度の関係だったが、それが徐々にエスカレートしていったのだ。
胸に顔をうずめられたまま何度もセックスをしているうちに、お姉さんの匂いを嗅ぐだけで反応してしまうようになった。
匂いフェチになってしまった後は、意地悪なお姉さんに脚フェチにされ、羞恥で感じるようにさせられ、アブノーマルな快感をすりこまれた。
脚でいかされ、屋外でおもらしするように射精させられ、女性ふたりとセックスする姿を写真に撮られるあたりまでくると、完全にマゾに目覚めさせられていた。
そんな進一も、成長して普通に彼女が出来た。普通に恋愛をして、ノーマルなセックスをした。
それでも、若いころにお姉さんとしたことを思い出すと、どうしても自分のマゾヒスティックな部分が押さえきれなくなってしまう時があった。
でも、普段の生活で、そんな事を人にいう事は出来なかった。
こうして進一は、人に言えない性を抱える状態だった。
ある時進一は、ネット上に、SM系の出会い掲示板というものがある事を知った。
それほど賑わっているわけでもなさそうだったが、それだけに商売やサクラではなく、本当にこういう事が好きな人が集まっているのではないかと思った。
ただ、男性S女性Mがほとんどで、男性M女性Sは極端に少なかった。
その時進一は、はじめて自分がマイノリティーであることを実感した。
進一は、その時々で自分を好きになってくれる女性に恵まれたので、普通のパートナーを持つ事はそこまでむずかしくなかった。
しかしSMのパートナー、ましてそこですらマイノリティだと、若いときに付きあったあのお姉さんとの関係のようなパートナーを見つける事は、絶望的なほどに難しいのではないかと思った。
投稿している数少ないS女性の何人かにメッセージを出してみたが、帰ってきた返事は課金サイトへ誘導する返事ばかりだった。
自分でパートナー募集の書きこみをしても、状況は似たようなものだった。
もうやめようと思ったが、サイトの中にツーショットチャットというコーナーがある事に気づいた。
今どき文字でのチャットなんて、とも思ったが、会話中という所がいくつかるので何組かは実際に話しているようだったし、いきなり顔を見せなくてもいいというメリットもあるかも知れないと、メッセージを入れて待ってみる事にした。
これで誰も来なかったらやめようと思っていたのだが、意外にあっさりと女性が入室してきた。
「こんにちは、若いみたいだね。私はもうアラサーだけど大丈夫?」
気さくに話しかけてくれた女性は、詩織と名乗る人だった。
とうぜん偽名だろうが、綺麗な名前だなと思った。
話ははずんだ。
「そうだよね、Mの男の人もそうだけど、Sの女が少ないんだろうね。」
「へえ、若いころにそんな体験してたんだ。それで?」
「ねえ、文字だと大変だし、声で話してみない?」
「僕、スカイプって出来る?」
こうして、進一は詩織とスカイプで話す事になった。
エロイプに誘導され
「ごめんね、いきなり顔見せはこわいから、今日は音声通話だけね。でも、声が聞こえるとやっぱりいいね。それで、その年上の人とは次にどんなことしたの?」
S女という割に、意外に明るく優しい詩織の話術に、進一はいつしか乗せられてしまった。
詩織の言葉は次第に卑猥なものが多くなっていったが、進一はそんな事にも気づかなかった。
詩織は言葉だけで進一をたくみに興奮させ、徐々に淫靡な会話にひきずりこんでいった。
「若いときにそんな事されたら忘れられなくなっちゃうね。縛られて感じた?」
「その時はどれぐらい精子出したの?恥ずかしいのに大量に飛ばした?」
「ねえ進一、今、勃起しちゃってる?」
いやらしい事を訊かれて、進一は言葉に詰まってしまった。
「ねえ、こういう事されたくてあんなチャットに書き込みしてたんでしょ?そのお姉さんにきかせたいやらしいあえぎ声、私にも聞かせて」
「だめよ、しっかり握ってオナニーしなさい。ほら進一、オナニー聴かせてごらん…」
自分よりも経験がある女性のたくみな誘導に、進一は完全に嵌められてしまった。
いつの間にか名前を呼び捨てにされて、上下関係すら作られていた。
「いやらしく飛ばすのよ。変な事いっぱいされて気持ちよくなりなさい。ほらあ、出る出る…」
「かわいい、本当にいっぱい飛ばしちゃって。でも若いんだからこんなんじゃ物足りないでしょ、もっとしごくのよ。ほら、お姉さんにみられながら何度も射精なさい。ほら、切ない声出しなさい…」
卑猥な命令を何度もされ、進一はひさびさの被虐に溺れた。
こうして、詩織と進一の関係が始まった。
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