[su_button url=”//hentai-alliance.com/archives/8658″ background=”#0088B2″ size=”2″]第①話へ[/su_button]
女の下着を剥ぎ、自身のそそり立った一物を入れようというところで、間が悪くもドンっバタンと、隣でドアを開ける音がした。はっと目を見開いた女は、
「んっンん!」
とくぐもった悲鳴をあげ、手足をばたつかせた。
「静かにしろよ!」
女の抵抗に苛立った甚太は、彼女の頬を打ったのだが、その罵声と頬を打つ音が、逆に隣人の気を引いてしまったらしい。一瞬の後、甚太の家のインターフォンを、「ピンポーン」と鳴らす音がした。いつも盗み聞きしていた、女癖の悪い美大生の男の声が
「もしもーし。ちょっとうるさいんですけどお」
と声がした。甚太は舌打ちした。あと、ちょっとだったのに…
歯噛みをしながら、女の拘束を解き、布巾を口から出してやる。お互いに衣服を整えながら、甚太は
「良いか。今の事人に言ったら承知しないぜ」
と女を脅した。
「何言ってんの!?すぐ警察行くから…ううん。○○君に言って、アンタなんかぼこぼこにしてやるから」
女は泣きながら、部屋を飛び出した。
「○○君!」
「ゲ。綾香!?」
「ゲはないでしょ!アタシ、今この男に襲われそうになったの。○○君、懲らしめてよぉ」
涙に濡れた顔を、女は男の胸に押し付けたが、
「はあ。もう勘弁してくれよ」
と嘆息し、女を自分から引き剥がしながら、甚太に向かってふてぶてしく言い放った。
「アンタも、女とやりたいなら、もっと静かにスマートにやってくださいよね。隣人の迷惑も考えろっての」
「な、なんだと。お前こそ、いつも猿みたいな喘ぎ声垂れ流しにしやがって」
「はぁ!?アンタ盗み聞きしてたのかよ」
「盗み聞きされたくないなら静かにヤれよ」
売り言葉に買い言葉だった。
「はあ、もうわかったよ。デブのオッサンと不毛なやり取りしたくねえよ。この女とやりたいなら、好きにして良いからさ」
と、女を甚太の方へ押し返した。
「ちょ、ちょっと○○君!?酷いよ!」
「うるせえよ。お前みたいな勘違い女、マジ勘弁なんだよ。このオッサンに、調教でもされとけよ」
「い、嫌だ。○○君。助けてえ」
女は再び男にしがみついて離れない。
後ろ頭をガリガリと掻いた美大生は、
「あーもう、ほんとうるせえ。マジうるせえ。ちょっとオッサン」
「お前にオッサン呼ばわりされる覚えは…」
「ハイハイ、すんまそん。ちょっと邪魔するぜ」
「な、お前、失礼だぞ」
「ゴーカンしようとしたオッサンが失礼もなにもねえだろ。ホラっ」
男は女ごと、床に倒れ伏して、女の両腕を捻じりあげた。女は抵抗したが、今度は女を組み敷いたのが女の惚れている男だったからか
「あ、あっ」
甚太には甘い喘ぎ声に聞こえて、面白くない。しかも男は、素早く甚太の室内を舐めるように眺め
「おっ。オッサン最新機種持ってるんじゃん。なあ、この女に何しても良いから、ちょっとアレ貸してよ」
と、無遠慮に言った。
「お、お前」
甚太ですら呆れるほどの厚顔無恥な男だが、男自身は全く、気にも留めていないようだった。
「なんだよ。持ってかれるのが嫌なら、ココでいじらせてくれたらイイからさあ。な?」
甚太は黙って、また泣きながら男の下で暴れている女と、男の姿を、交互に見比べた。女のホットパンツから、もう少しで甚太の手に入れる筈だった、陰部があった。ごくっと生唾を呑み込んだ。甚太は女とのセックスに未練があったが、男の視線が気になった。
男に、「出て行かないのか」という意味を込めて、じっとりみつめると、男はへらへらと笑って
「オッサンだって、俺と女のヤッてるところ盗み聞きしてたんだから、お互い様だろ」と言った。
「よ、よし。それ貸してやるから、そこどけよ」
甚太は言った。
「ハイハイ。どうぞーっと」
「いや!ちょっと待って、ホントにイヤ!だめ!リョウくん助けて!」
「俺、お前に下の名前で呼ばれるほど仲良くないから。マジで止めてくんない。」
男は勝手に、部屋に置かれた低反発のソファで寛ぎ始めた。
「そんじゃお二人さん。ごゆっくり」
甚太は再び女の服を剥いた。男の視線で、ヤりにくくなるかと思っていたが、男の視線は最新機種に注がれたまま。それでいて、「あ、ソイツそこ弱いぜ」とか「あーオッサン。そりゃ本気で痛いわ。濡れないぜ」と、正鵠を射たアドバイスを送ってくる。癪には障るが、男の言う通りにすると、女は快感によがって、抵抗を緩めた。
カウパー液の染み出た、固い陽根を女に埋めようとした。
「いやっちょっと…せめてゴムしてよ!妊娠しちゃう…。お願い」
女は潤んだ瞳で甚太に嘆願し、甚太は流石にゴムを付けるべきかと躊躇ったが、男は言った。
「大丈夫だって。最近はアフターピルとかあって、保険適用外だから高ぇけど、生でも全然問題ないぜ」
「な、なるほど…」
甚太はハッとした。思わず関心してしまった…こんな猿に。いや、この男の、下衆ながら器用なところに、女は惚れるのかもしれないな。
「ちょっと!○○君!何てこと言うの!?助けてよぉ」
女のなおも、身を捩って逃げようとしたが、甚太は構わず女に挿入した。
「きゃあ!あああああ」
「その女、体は良いでしょ」
「はあっ…はあっ…ああ、最高だ」
甚太が絶頂を迎えるとき、「ダメ…外に出して」と、女は身を捩って逃げようとしたが、「大丈夫だって。アフターピルってのが、あるんだろ?」と甚太は構わず外にぶちまけた。
完
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