お風呂でセックス!濡れた服は気持ちいい

この物語はフィクションです。登場する人物、団体名等、名称は実在のものとは一切関係ありません

「ねえ、わざわざこんなところまで来て…ホントにやるの?」
「頼むよ。僕はもう、ガマンの限界なんだ!」
「仕方ないわね。……濡れれば良いんでしょう?」
 そう言うと、私は舌先をちらちらさせながら、ひざまずいている夫を見下ろした。私は言葉とは裏腹、「濡れる」ことに喜びさえ感じていた。
 ここは品川にある高級ホテルの一室。濡れフェチの夫は、平日の仕事帰りに私を呼びつけ、家に帰らずにホテルに泊まろうというのだ。しかも、一泊5万はするホテルに。
 ただ私を濡らして、セックスするのではなく、場所を変えてセックスしたいのだろう。
 私は27歳。夫は37歳である。

「ああ……早く濡れてくれよ…一刻も…早くしてくれ!」と、彼はまるで、私が自分の命のカギを握る女であるかのように嘆願する。まあ、確かに夫の尋常ならぬ濡れフェチを考えれば、それに応じる女などそういるとは思えないが。
 私は紺のスーツを着たまま、お風呂に入る。上はジャケット、下はスカート。ブラウスの下はハダカだ。ブラジャーは脱いである。
 お風呂はガラス張りで、カーテンを締めなければ部屋から中の様子がよく見える。夫は、角ばったメガネの奥底から強いまなざしを向けていた。私がシャワーを体や髪の毛に浴びせるところを、指をくわえて見ていたいのだ。
 お風呂は広々としていて、湯船を3つくらい置いてもまだ余裕がありそうだ。私はシャワーに向かって歩いていく。シャワーに手をかけて、ふとガラス越しの夫の姿を確かめると、彼はいなかった。
 同時に、戸を開ける音がして、夫がお風呂に入ってくる。
「彰…?」
「奈緒美。ダメだ。やっぱり部屋じゃなくてここでしたい」
「待ってよ。直ぐ濡らして、行くから」
「そうじゃないんだ。よく考えてみると、風呂場で服を着たままセックスなんて、したことなかったじゃないか!」
「そうだけど…お風呂でするなんてなんか私…冷たいし嫌だよ」
「何をもったいぶっているんだ」と夫は私からシャワーをひったくると、お湯の温度を確かめてから私に、霧のように、暖かい水を浴びせた。夫のメガネは湯気で曇るが、外すことはない。
「ああ…奈緒美。最高だよ」そう言うと私にキスをして、直ぐにおっぱいを揉む。白いブラウスの上から夫の力強い指先で揉まれたおっぱいの感覚が、私に強い刺激を与えた。そうだ。最初は……夫の濡れフェチなんて嫌だと思っていた。気色悪いとさえ考えた。
 けれども、だんだん、濡れたブラウスの上から愛撫されることが気持ちいいと感じるようになった。ブラウスが自分の体にぴっちりと密着する触覚が気持ちいいことを知ると、私は彼の濡れフェチに応じることも悪くないとさえ思った。
 そして私は、水で濡れた私でないと、夫がセックスで気持ちよくなれないことを知った。私は嫌がるそぶりを示したとしても、必ず夫の要求を受け入れる。
 とすれば、濡れた私を求める夫と私の関係は、対等ではない訳だ。私のように何でもいうことをきく女性はいないだろうから。それなら、と…私は濡れフェチをエサに、彼に『いうこと』をきくように求めた。

『いうこと』というのはカネだ。私たちは共働きなのだが、濡れフェチに応じるまで、私は夫に給料をすべて渡していた。でも、そんなのはバカらしいと思って夫に言うと、彼は「女は男のいうことを聞くものだ」と言って応じない。それを私は、ずっと恨みに思っていたのだ。でも濡れフェチを交換条件に、私が働いて稼いだカネはすべて自分が使って良いことになった。それどころか、夫が稼いだ給料を私が管理できるようになったのだ。ちょっとした復讐のような感じである。

 夫は私をお風呂の床に押し倒して、もう一度温かい水を浴びせる。
「奈緒美…!」
「んっ…ああっ…」私は夫におっぱいを揉まれながら、ブラウスが体を締め付けるようにぐいぐいと張り付いていくのを感じる。ブラウスの下は何も着ていないので、乳首が服にこすれて気持ちいい。ブラウスは水に濡れておっぱいの形がよく見える。彼はブラウスの上からおっぱいをちゅうちゅう吸った。まるで豚がエサを食べているように、むさぼり吸う。不思議なことに、生のおっぱいを吸われるより、服の上から吸われる方が、私は感じるのだ。
 夫はスカートをめくってパンツをあらわにすると、ゴツゴツした指で私の膣の周りを撫でた。もちろんパンツの上から触る。
「はあ、はあ…」
「あん」
「おいしいよ、奈緒美」
「んあふっ…」
 夫は私の乳首を舐めて硬くした後、パンツに顔を近づけて私の膣を舐め始める。
「はあっ。気持ちいい。ああ……ああん…」
 私はパンツの上からのクンニが大好きだ。これをされると、すぐにいってしまうくらいに気持ちいい。
 そしてもっと舐めて欲しいというところで、膣の中から蜜が出始めると、夫はズボンのファスナーを開けてペニスを出す。まだ少し、やわらかいように見えた。
 私は手で彼のペニスをつかみ、優しく上下に動かしながら硬くしてやる。それでも硬くならないので、嫌だったが肉棒を口で含みしゃぶる。夫は「あうあう」と言って、赤ん坊のように安らかな声を出す。やっとペニスが大きくなった。夫は満足げにペニスを見た。
 そして彼は私の太ももを広げた。彼はパンツの間を指先で開けて、器用に、ペニスを膣の中に挿入する。もうすっかり、私の体はセックスができるようになっているので、彼のペニスはすんなり入った。
 私は彼のお尻に手を当てて、彼の挿入をうながす。
 彼は膣の中をペニスでかきまわすように激しく動かした。
「んっ、あっ、あっ、あっああっ!」
 私は彼の腰の動きに合わせながら、規則正しくあえぎ、快感のすべてを声に託した。
「きっ、気持ちいい…気持ちいいよ。ああ…ああん」
「んっ、はっはっはっ」
「ああ…はああ…あん」
「んあ…ああ、奈緒美。僕も気持ちよくなってきた」
「いって…あたしもう、いつでもいける」
「じゃあ、い…いくよ。う…おあああっ」

 夫は私の膣の中に精液をぶちまけた。ペニスをゆっくりと出していくと、精液がどろどろとパンツの中にこぼれてくる。普通のセックスでは味わいにくい、この感じ。
 お風呂でのセックスは初めてだったけれど、濡れたままベッドでするよりも、気持ちいい。我が家のお風呂は狭いのでなかなかやりづらいが、お風呂でできないこともない。
「結構、良かったね」
「ああ。そうでしょ」
 夫はじろじろと私の体を見る。夫は、セックスの時、絶対に私の体から目をそらさない。射精する、その時まで、ずっと目を私の体に向けているのだ。曇ったメガネを外すこともなく、彼は私の体を見続ける。
 私は見られることより、衣服が肌に張り付く皮膚の感覚が好きである。
 パンツが性器に食い込んでいる。この締め付けに性欲を覚えた。夫は、おっぱいをはじめとして、服が水に濡れて肌に張り付いている姿を見ることが何よりも好ましいのである。私たちは濡れることで、お互いの欲望を満たしていた。

 翌日、私はホテルのラウンジで朝食を食べていた。夫は先に出ていたので私はゆっくり食べる。
「ふうん…なかなか、悪くないホテルだね」
 私はひとりごとを言うと、オムレツをナイフで割って、中のソースをソーセージにからめてむしゃむしゃ食べた。
「今度は、二人で来てみよう」
 私は濡れフェチの快感を覚えた。それは、夫に感謝している。
 でも、夫はやっぱり自己本位だ。私のいうことを聞く訳じゃない。だから今日も、私の希望を聞かずお風呂でやりたいと言ってきた。それは、結果的には良かったけれど、私は自分の意のままにセックスがしたいのだ。
 私はカネで釣った愛人がいる。
 彼は私のいう通りの濡れフェチセックスをする。今度、愛人と共に、このホテルに泊って、昨夜、夫としたように、お風呂でセックスしてみようかな。

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