[su_button url=”//hentai-alliance.com/archives/8401″ background=”#0088B2″ size=”2″]第①話へ[/su_button]
シンイチは、大学を卒業して、外資系企業に就職した。
良くわからないが、新種のプロテインを作る会社だそうだ。
有名大学を卒業していたシンイチは瞬く間に出世した。
そして、なんと支社の社長にかなりの若さで昇進した。
沢山の女性が言い寄って来たが、昔好きになったある地下格闘家兼ソープ嬢レイコ以外に体をささげるつもりは無く、断っていた。
「ああ・・・レイコちゃん何してるかな・・・」
とボーっとしながら独り言を言うと仕事中に事務員の女の子に声を掛けられた。
「支店長!支店長!」
「あ・・・な・・・なにかね?」
「あの・・・シンイチ支社長・・・今度、新しい社員が入って来るそうです。」
「どんな人?」
「なにしろ、格闘技部門の新種のプロティンを開発するために、格闘技経験のある女子社員が来るようです・・・」
「ふーん・・・格闘技やっている女子ね・・・あんま興味無いね。」
「そうですか。」
「なんて名前?」
「レイコってリングネームらしいです。」
「!!」
シンイチは驚いてコーヒーカップを落としてしまった。
「どうしました?」
「いま、なんと・・・?」
「レイコと・・・」
「その社員は今、何処だ!?」
「いや・・・確か、まだ、社員じゃないので今日面接かと・・・」
「わかった!全ての予定はキャンセルだ!私が直々に面接しよう!」
「えええ!海外からの本社の人間も来る予定ですよ!そんな女子社員の面接のためにキャンセルする必要無いですよ!」
「と・・・ともかく!これからは女性のチカラで会社を大きくしないといけないから、女性社員の方が大事だ!私が面接するんだ!」
「は・・・はあ・・・では、そうセッティングします。これがレイコさんの履歴書です。」
履歴書に目を通すと極端に柄の悪い底辺の高校卒業の後に数年の浪人後に有名大学に通っていた。
そして、なんと、その大学はシンイチのライバルともいえる有名大学で偏差値はその大学の方が高かった。
「レイコ・・・何があったんだ・・・」
面接でレイコに出会った。
「・・・レイコさんですね?」
しばらく沈黙した後、レイコは無表情に接した。
「・・・・はい・・・はじめまして・・・」
「・・・・・・・はじめまして・・・・か・・・・・・正直、どっかでお会いしたことがあるような・・・・・」
「気のせいですよ。」
その返事を聞くとシンイチは涙を浮かべた。
「そうですか・・・」
そして、面接は何を聞いたか何を話したかわからないままに終わった。
以後、格闘技部門のプロティンのデータ分析の社員として、レイコは勤めた。
実は、新種のプロティンとは、超筋肉質な男達の動物性タンパク質だったのだ!
つまり、ボディービルダーから出る白濁液だったのだ!
レイコは毎日の様にためらいも無く冷蔵庫に溜めてある数百人分の男の汁を飲んで血液や汗や尿の検査などをして効果を調べた。
そんなレイコを他の女子社員は気持ち悪そうに思っていた。
「ぷはああ!」
レイコは数百人の汁を飲みほした。
人がいないタイミングでシンイチが話しかけた。
「あ・・・あの・・・レイコさん」
「なんですか?シンイチ支社長?」
「あ、あの・・・キミがあのレイコとは知っている昔のようにタメ口で話してくれないか?そして、ボコボコに・・・あるいは・・・私のも飲んで・・・そうすれば、こんなものを飲む部署じゃ無く私のチカラで別の部署に・・・」
レイコはキョロキョロ周りを見ながら言った。
「すいません。なんのことか・・・それに、もし、知っていたとしても、忘れてください。私は今はようやく猛勉強の末に学歴を手に入れて外資系に入ったのですから。他の男の液体を飲むのが今は仕事なんです。支社長と社員と言う立場上飲めません。それ以上言われるのなら、セクハラで・・・」
「あ・・・い、いや、良い。いいんだ忘れてくれ!」
実は外資系らしくセクハラには物凄く厳しく降格で平社員まで落とされる可能性もあるのでシンイチはビビってしまった。
しかし、レイコのことは忘れられずにいた。
そんなある日、社内格闘技大会があった。
男子部門と女子部門があって、勝ち抜いたら、男女でエキシビジョンではあるが男女で闘えるのだ。
「私が出よう!」
そう言ってシンイチは周りを驚かせた。
そうして、シンイチは駒を進めて行った。
レイコも同様に駒を進めた。
そして、レイコとシンイチがリングで対面することになった。
「よろしくお願いします・・・」
そう大人しくレイコが一礼するとお互いがコーナーに戻った。
「まあ・・・彼女が強かったのも昔のことか・・・」
そう思った瞬間!後ろからいきなりタックルをされて上に馬乗りになられた。
ボコボコに殴られて、ほぼKO状態になったが、ルール上審判もいないので止める事は無い。
「オラ!オラ!」
そして、上から小悪魔的な笑いを浮かべて、レイコがシンイチを踏みつけて蹴っていた。
「あ!あ!レイコの足の裏!舐めたい!」
そう思って蹴って来る瞬間を狙って何度も観戦している社員に気が付かれないように足裏を舐めた。
「オラ!オラ!」
レイコは足裏を舐められていることがわかっているようで、何度も口元を足裏で踏みつけた。
そして、最終のフィニッシュで上に乗られて頭突きや肘打ちを喰らった。
気絶しそうになるシンイチに軽く声が聞こえてきた。
「シンイチ!頑張って・・・好きだから・・・」
なんと頭突きや肘打ちをしながら、レイコが軽く耳元で囁いて来たのだった。
そして、レイコはシンイチをボコボコにした後にしばらく勤めて他の社員と結婚するので寿退職で会社を辞めた。
シンイチは他の社員に取られた事で涙ぐんでいた。
外資系なので、退職する時は男女問わずハグをする習慣があった。
ハグをしながらレイコは一言耳元で囁いた。
「ごめんね。シンイチくん、あなたのは一滴も飲め無かったけど結婚相手のはキチンとごっくんするから・・・アタシが他の男に抱かれるのを想像して嫉妬で抜いてね・・・じゃあね・・・」
完
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