五反田夜話 美脚の晩餐 第①話

下着性愛

 類い希な美脚の持ち主である「エリ」との出会いは、オレの中に眠っていた変態性を大いに呼び覚ました。エリは、五反田の『ミニスカ美脚クイーン』という店で働くデリヘル嬢である。顔は並だが、風俗嬢としては美形の部類に入るかも知れない。165㎝と長身で、全体的に細身で胸は小さかった。それでも、彼女の美脚は、オレに言わせれば「天下を取れる」ほどの極上レベルだ。

 ヒップから程よい肉付きの太股にかけてのラインが絶品なのだが、膝から下が平均よりだいぶ長いことも、彼女の美脚の芸術性を高めていた。前回の来店で初めて指名した際は、光沢ベージュのパンストと赤いボディコンワンピースのコスチュームを選択したのだが、この日は彼女に何を着せるべきか…。オレは朝から思い悩んでいた。

 エリが出勤する18時に合わせて予約を取り、オレは五反田駅に降り立った。店…とはいっても、怪しげなマンションの1室なのだが、そこに向かうまでの間、オレはエリに着せる衣装のことで頭が一杯だった。黒パンストも試したいが、細身のエリの脚にはやはりベージュのほうが似合うだろう。そこで、衣装はレースクイーン風にしてみようか…。

 受付は必要以上に気弱そうないつもの男だ。このような風俗店の受付は、強面風のスタッフは嫌われる。このテの店の客は、オレのような小心者が多いので、「気弱氏」のほうが安心できるのは確かだ。彼に見せてもらったリストから、ミニフリルのスカートがついた、かわいい印象の衣装を選んだ。さらに、この日はTバックのパンティをオプションでつけた。そのため、パンストではなく、オープンタイプのストッキングにした。前回のプレーで、エリの女陰が濡れやすいことに気づいていたオレは、パンティに愛液をたっぷり染みこませるプレーを楽しもうと決め込んだのだ。筋金入りの脚フェチを自認するオレだが、下着フェチの嗜好はあまりなかった。だが、エリとの出会いが、オレに新しい世界の扉を開かせようとしていたのだった。

 いつものさびれたホテルにチェックインし、エリを待つ。再び、あの美脚を愛せるのかと思うと、興奮を抑えられなかった。やがてエリは、スリットの入ったタイトスカート姿で現れた。

「あ、また来てくれたんだね。ワタナベさんでしょ。覚えてるよ…」

 覚えていてくれたんだ…オレはちょっと感激した。

「会いたかったよ…エリ」

 いきなり抱き寄せて、唇を重ねる。柔らかいその感触をしばし味わい、そっと舌を絡めた。軽めのキスだが、メインディッシュの美脚を堪能するのはまだ先だ。オードブルのキスの後、手早くシャワーを済ませて、ベッドでエリの着替えを待った。(早く愛したい…)と気が急くのだが、この間もまたなんとも幸せな時間である。

「お待たせ…」

 アイドル風のミニスカから伸びた美脚は、前回にも増してまばゆかった。オレはエリを抱き締めると、そのまま壁に押し当てて跪いた。まずは前から、ふくらはぎのマシュマロのような感触を味わうように、顔面で美脚を撫でる。同時に指を上から下へと何度も這わせて脚全体を堪能し、我が物にした。その間にも「エリ…素晴らしい脚だ…最高だよ…素敵だ…」と囁き、言葉でも愛撫を忘れなかった。後ろからも顔面で太股を愛しつつ、ヒップにも顔面を強く押し当てた。「…あん…」とエリが悦びの息を漏らす。頃合いを見計らって、オレは女陰に指を押し込んだ。案の定、既に蜜が溢れていた。

「…ああ、エリ! こんなにも濡れて…いやらしい女だ」

「…いや、苛めないで」

 と嘆願する甘えた声がたまらなく可愛い。オレが巧みに指を差し入れる度に蜜が大量に吹き出してくる…。オレの狙い通りに…。もはや、Tバックのパンティはベチョベチョだった。素早くパンティを脱がせて、さっきまでエリの女陰を包んでいた部分に鼻を押し当て、エリの匂いを深く味わった…。

「…ダメ。そんなの…いやよ。やめて…汚いわ」

 まあいい。このパンティは今日の「獲物」だ。あとでたっぷり愛することができる。オレの欲望は、再び眼前の美脚へと戻った。

 パンティをはぎ取られ、女陰が露わになったエリの下半身は、よりエロチックさを増していた。そのままソファに座らせて、オレは全裸で床に横たわり、エリの美脚に全身を撫でさせた。激しく勃起したペニスを絶妙な強弱で踏みつけるエリ。いつの間にか会得したその技巧は、もはや新人レベルを卒業したようだった。エリの美脚に踏まれ、人格を支配される倒錯的な悦びをオレはあらためてかみしめた。さらに言葉責めも忘れていない…。

「…ああ、こんなに硬くして…すごいわ…。いやらしい。私の脚にふみつけられて、たまらないんでしょ…うれしいんでしょ…。あなたは変態よ。あなたの大好きなこの脚を…もっと好きになるのよ…いい。奪ってあげるわ。この脚で! さあ、この脚にあなたのすべてを捧げるのよ!」

「…ああ、エリ…そうするよ…その美脚にすべて賭ける。何もかも捧げるよ…」

 全裸で床に横たわり、エリの美脚に弄ばれながら、オレは恍惚の表情を浮かべていたはずだ。美脚に踏みつけられる服従感がたまらない悦びだった。

(この美脚のためなら、何でもできる…支配されたい)

 オレは心からそう思った。たとえ人生を奪われようと、本望だ。しかしエリの美脚にはそれほどの価値がある。

 横たわったまま、オレはエリの美脚を手に取って、自分の体に強く押し当てた。そのまま己の体を清めるように美脚を上半身に撫でつける。やがて、エリがオレに添い寝をするように横に並び、器用に体を動かしながら、オレの体をその美脚で清めてくれた。オレはかつて経験したことのない、支配され、服従する悦びを感じていた。

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