レイコはルール無しの地下格闘技の美女格闘家であった。
外国人の血が混じっていて、西洋人風の白い肌と筋肉質な体がトレーニングにより褐色に焼けていて、とても美しかった。
表には無い裏の格闘技の過激なルールを好んでいた。
地下の格闘技に行ったもう一つ理由は、ギャンブルとしてやっているので頂点を取れば莫大な財産が入るからだ。
しかも、終わった後に観客の男たちとヤッたり出来るのでスリルがあった。
レイコはトレーニングにお金をつぎ込んで、金が無く仕方なくソープで風俗嬢として働いていた。
ソープでは騎乗位をすれば、筋肉トレーニングを兼ねて気持ち良いことをヤレると思っていたからだ。
風俗嬢であることも裏の格闘技でしか生きられない理由だった。
しかし、現実はチャンピオンにでもならないと生活が厳しくたまに得られる賞金で食いつないでいた。
沢山の男が彼女の試合を観戦して、なんとその場で興奮して自分を慰めていた。
レイコは不快では無く、むしろ注目を浴びる事で嬉しかった。
しかしながら、彼女には美しさを褒められるよりも、男に美しさに惚れられるよりも、彼氏を作るよりも一つの大きな願望があった。
誰よりも強くなりたいと言う願望があった。
今日もロードワークをして、美しい汗を流していた。
ジョギング中に信号待ちをしていると、ある男が突然声を掛けてきた。
「レイコさんかね・・・?美しい汗だ・・・さぞかしミネラルが出て行っているに違いない・・・彼氏も作らないでトレーニングかね・・・?お金も厳しそうだね・・・噂では、風俗まで身を落としたとか・・・」
「はあ・・・はあ・・・変態さんかい?お断りだよ。すぐ帰んな!金さえ出せば風俗にいるから、そこに来なよ!」
「いや・・・これは、これは失礼した。私は外資系企業の研究所の研究所長だ・・・」
「外資系企業・・・??」
「そうだ。我々は、ある原料を使って新種のプロティンを開発しているのだ。今までに無い凄い吸収率なのだ・・・試してみるかね・・・?そして、キミは地下で有名な選手なので、是非とも試飲して欲しい。」
「新種のプロティンを・・・」
「飲むだけ飲んでみるかね?確実に強くなるはずだ・・・」
確実に強くなると言う言葉に心が揺れてしまった。
「はい・・・では・・・」
「地下の研究所について来給え・・・良いかね?これから見る事は全て秘密だぞ・・・」
「はい・・・」
そして、地下に行くとトレーニングジムがあって、筋肉質なビルダーたちが筋トレをしていた。
「え・・・ここは、ジムでは・・・?」
「おかえりなさいませ!」
ビルダーたち全員が研究所長に挨拶をした。
「今回は、この地下格闘家の女性にプロティンを飲ませて欲しい。」
そして、冷蔵庫から、どろどろの液体が運ばれて来た。
「味は正直良くないので、味わわずに一気に飲んでみて下さい。どうぞ。」
「味わわずに??・・・ごくっ!・・・ん!?」
その味は男の液体の味だった。
かなり昔、彼氏に口に発射されて覚えている味だ。
その時も味が嫌いで吐き出して、そのまま別れた記憶がある。
「こ・・・この味は・・・ざ、ザー・・・」
そう言おうとすると所長が手で制した。
「そう。その味だよ・・・」
「なんでこんなものを!思わず飲んでしまったじゃないか!!」
激昂するレイコを手で制して所長は続けた。
「単なるそこら辺のプロティンの比ではない、ビルダーが出したものを冷蔵したものだ。ビルダーのタンパク質は素晴らしいものなのだ。しかし、男として欲望も溜まるので、ここで解消すると同時に君のように鍛えたい女に提供しているんだよ・・・」
そう言われると、何となく、力がみなぎる感じがして来た。
「何となく力が湧いてきた気が・・・しかし・・・原料が・・・」
「地下格闘技で勝ちたく無いのかね・・・?リングもあるから練習相手もしてもらえるよ。」
見ると、グローブなども置いてあった。
「そうか・・・勝てるなら飲んでも良い・・・」
「もし、出来るなら、トレーニングも兼ねて、彼らと愛し合いながら飲んで欲しい。様々な体位で愛し合えば、寝技用の筋トレにもなるはずだよ・・・契約するかね?」
「しかし・・・風俗もやっていて時間が・・・」
「今までどおりの生活で、トレーニングの終わりに1時間から2時間ほど寄るだけで良いんだよ・・・筋トレ器具も自由に使える。」
「1時間ほど・・・か・・・」
「月収も30万円出そう・・・高くはないが、風俗より時間が取られず、良く無いかね?風俗を辞めて、トレーナーもいるから筋トレに集中できるよ・・・」
「そうか・・・では・・・契約します。風俗も辞めます。」
そう言って、契約書にサインした。
「ああ・・・それから、リングでは相手がS男の場合は本気でスパーリングの相手をしてくれるが、相手がM男の場合は、無抵抗でいるから、突いたり蹴ったりは自由だよ。」
「マジっすか!」
「さらに、ヤレるよ・・・ただし・・・ジムなので、ヤル場合は、相手をノックアウトしてからだがね・・・」
レイコは興奮していた。
それからと言うもの、毎日のようにこちらに通った。
男にパンチや蹴りを浴びせノックアウトした。
また、希望すれば、突き蹴りの練習は、男たちが無抵抗に並ぶので、サンドバックに縛り付けて思いっきり突いたり蹴ったり出来た。
人体を蹴る感覚をダイレクトに学べるので、最高の環境だった。
そして、男をノックアウトさせれば、その場で騎乗位でハメたりして、最後に発射したものを飲むのが日課になった。
また、時間が無く面倒臭い場合は、冷蔵庫のプロティンシェーカーに入れてくれるので、ハメて抜いて上げる手間が省けた。
「ごく!ごく!・・・」
今日もレイコはゴクゴク飲む・・・
そして、最強の筋肉を作り上げるのであった。
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