処女探偵アリサのセックスシンドローム 第⑦話

この物語はフィクションです。登場する人物、団体名等、名称は実在のものとは一切関係ありません

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 様々な葛藤を繰り広げたこの工場跡地。しかし、それで今日も最後だ。
 暮れなずむ工場内では、両脇に二人を従えて古びた機械に腰かけた新堂露夢が待っていた。
 露夢はアリサの姿を認めると機械から飛び降りて、彼女と向き合った。
 性風俗を支配するシンドー産業の御曹司にして、学生層の性をも商品にしようとする忌むべき少年。
 しかし、それ以上に自分に屈辱を与えてきたこの少年に、法では裁けぬ天誅を加えなければならない。
「待っていれば来ると思っていたよ」
 険しいアリサとは対照的に、露夢の表情からは余裕が感じられた。
「おじいちゃんから粗方聞き出したようだね」
「ええ」
 アリサが一歩踏み出すと、呼応するように後ろに控えていた祥子とグーンが歩み出た。露夢には指一本触れさせない空気を醸し出す。
「だったらお姉さんが立ち向かう相手は、僕みたいな末端の子供じゃないよね?今のお姉さんを支配しているのは正義なのか野生なのか知りたいな」
「両方かな」
 アリサが距離を詰めるたびに、二人のガードが固くなる。
「こんなか弱い年下の男の子をいじめようなんて、お姉さんはひどい人だ」
 終始、露夢は余裕を崩さない。そして、この余裕に幾度もアリサは打ち崩されてきた。
 しかし、今日は違う。
「母がお世話になったようね。お礼を言っておく」
「母・・・?」
 露夢の表情が険しくなった。間違いない。彼は新堂宗吉が伏せた事情を知っていない。
「あなたを育てた葛城レイコは・・・」
 その瞬間、祥子が素早い身のこなしでアリサの首を腕で絡め取った。
 喉を圧迫されて声にならない叫びをアリサがあげる。
「祥子、止めろ!殺すな!お姉さんに全部喋らせろ」
 思わず飛び出そうとした露夢を、グーンが巨大な手のひらで制止する。
「申し訳ありませんが、それは聞けません」
 祥子は崩れ落ちたアリサに乗りかかると上半身に力をかけて、彼女の首を折りにいく。
 そして、露夢に聞こえないようにアリサの耳元にささやく。
「こんな形で姉さんと会いたくありませんでした」
 強靭な力に翻弄されて意識が薄らいでいく中、アリサは首筋に熱いものが伝わってくる感触を覚えた。
 ・・・涙?なぜ?
 まさに、アリサが意識を失おうとした瞬間、ガツンと言う音とともに、突然、祥子の腕が緩んだ。
「暴力は美しくないね」
 カランカランと音を立ててコーヒーの空き缶が転がる。
 しばしの沈黙の後、呼吸を取り戻したアリサが見上げると、工場入り口に夕日をバックにした二つの人影が見えた。
「泣いてなんかいられないんだよ、何とかしなくちゃいけないんだからな」
「お待たせ!美少女戦士キューティーナナ参上!」
 そこに立っていたのは、良介とナナだった。
「二人とも・・・どうして・・・」
 退いた祥子とグーンと入れ替わるように、良介とナナがアリサをかばうように両脇に立つ。
「俺は娘の授業参観には必ず出席するタイプのパパなんでね」
「お姉ちゃん!ここは私たちに任せて、あいつとケリつけて!」
 二人の意を汲んだように、祥子とグーンが一歩ずつ踏み出した。
 対峙する二組の中央で、しばし呆然としていた露夢が、やがて湧き出る笑みを堪えきれず声を上げた。
「こんなところで家族ごっこかい?止めてほしいな。嫌いなんだよ、近親相姦みたいでさ」
 露夢は、地面に唾を吐くと、これまで見せたことのない険しい表情で二人に命令を下した。
「祥子、グーン。遠慮はいらない。こいつら潰してしまえ」
 そして、くるりと踵を返すと、ようやく息を整えて片膝をついているアリサに言った。
「奥で待ってる。この二人のバケモノを突破できたら、話くらいはしてやるよ」
 アリサは奥に去ってゆく露夢を咄嗟に追おうとしたが、祥子とグーンが厚い壁になって彼女に立ちふさがった。
 だが、次の瞬間、飛び出した良介がグーンに、ナナが祥子にそれぞれ組み付いた。
「行け!アリサ!お前がその目でその口で真実に立ち向かえ!」
「お姉ちゃん、イッてイッてイキまくれ!」
 良介とナナの圧力に祥子とグーンが若干気圧されて、二人の間に露夢に通じる道ができた。
 家族の体を張った行動に戸惑ったアリサだが、やがて歯を食いしばりながら強くうなずいた。
「ありがとう、パパ、ナナ・・・必ず、必ず戻って来るから!」
 次の瞬間にアリサは駆け出した。すべての決着をつけるために。

 アリサが行ったことを見届けた良介とナナが気を抜いた瞬間、祥子とグーンは二人を突き飛ばした。
 そして、二組は改めて対峙した。
 動揺を見せない祥子と、既に股間をみなぎらせているグーンとの間に緊迫した空気が流れる。
「ナナ。女の方は俺に任せろ。お前はそっちのデカブツを頼む」
「わかった!・・・て、ちょ!フツー逆っしょ!?」
 だが、二人の会話が終わらないうちに、構える良介の視線から瞬時に姿を消した祥子が、抜群の体速で彼のバックを取った。
「さすがね、私の方が危険だって見抜くとは」
「俺の背後をこうも容易く取るとは、キミもさすがだな」
「宮藤良介に褒められるなんて光栄だわ」
 良介が祥子の言葉に顔をしかめた瞬間、彼の体は宙に舞った。祥子の反り投げである。
 良介は受け身を取り難は逃れたが、脳天に突き抜けるような痛みが体を走った。
 ダメージを残す良介に祥子が構えながらじりじりとにじり寄る。その表情は喜びにあふれていた。
「レスリングをやる者であなたの名前を知らない人間はいない。かつて日本最強と謳われて金メダルが確実視されながら突如引退して姿を消した男」
 祥子の素早いタックルを、良介は間一髪で切る。
「へえ、同姓同名の奴がいるのか。きっと俺に似て色男なんだろうな」
 祥子の挑発を良介は飄々と受け返す。
「フフフ、とぼけちゃって。だけど、老いたあなたに負けるわけがない」
「ああ、敵う気がしないね。パチンコなら俺の方が強いんだろうけど」
 積極的に攻める祥子に対して、良介は防戦一方である。
「攻めてこないの?それとも、攻め方忘れちゃった?」
「攻めたいんだけど、隙がなくてね。その身のこなしとキレは、俺が唯一敵わなかった人を思い出すよ」
「あなたは隙があり過ぎる」
 激しく立ち回る二人だが、舞い上がったほこりが落ち着くころにバックを取っていたのは祥子の方だった。
 鉄仮面のようだった祥子の口元が、溢れ出る喜びを押さえきれないと言わんばかりに歪曲した。
「私の勝ちね。あなたならわかるわよね?レスリングで人を殺せるってこと。今度は本気で脳天を地面に突き刺してあげる」
「キミにそれを仕込んだのは、宮藤ミツコ・・・いや、葛城レイコだな?」
 良介をホールドしたまま祥子の動きが止まる。
「よくわかったわね。でも、それだけじゃないの」
「ん?」
「私は、ある金メダリストの精子と葛城レイコの卵子から作られたハイブリッド」
 祥子の告白を前に、良介に動揺が走った。
「な・・・に?」
「戦うために作られた私が、レスリングから逃げたおっさんに負けるわけがないでしょーが!」
 祥子の体から立ち上った熱気が良介を包み込み、がっしりホールドした両腕クラッチが彼を一気に抱え上げようとした。
 しかし、その時、何かが祥子の体から力を奪った。言い知れぬ悪寒が全身を駆け巡る。
 顔を傾けた良介が祥子の大きな耳に息を吹きかけたのだ。
「・・・!?」
 次の瞬間、クラッチを切り体を入れ替えた良介が祥子のバックを取っていた。
「まさか、そんな・・・」
「俺がレスリングを止めた本当の理由を教えてやろうか」
 もがく祥子だが良介のクラッチは全く切れない。完全の体にコントロールが奪われている。
 そんな祥子に良介は冷たく言った。
「いろいろ話してくれたお礼に教えてやる。俺にレスリングを教えてくれたのは、当時大学のコーチだったミツコさんだ。兄貴とミツコさんの縁を取り持ったのも俺さ。ミツコさんのことはお前よりも多分知ってるぜ?」
 ふわりと重力から引き離された祥子の体が宙に舞った。
「義姉さんの弱点は敏感すぎる耳元だったってこともな!」
 祥子に受け身を取る隙も与えず、轟音とともにその体が無残に地面へと叩きつけられた。
「あ・・・あが・・・・」
 的確に急所を打ちぬいた投げに、祥子の体は横たわったままけいれんをしていた。完全KOである。
「女の急所と言うやつだ。オマエの告白が役に立ったよ。その辺は間違いなく義姉さんの血だ」
 良介はそんな祥子の足首を掴むとアンクルホールドでひねりあげた。
「だが、そんな卑怯な真似までしないと義姉さんにすら勝てないことが分かった俺は、逃げることを選んだんだよ」
 メキメキと祥子の足首がいびつな音を鳴らす。祥子の喉から声にならない叫びが沸き起こる。
 だが、叫びを出しきった祥子の顔色は、やがて恍惚に満ちてきた。
「こんなのはじめて・・・」
「あ?」
「もっと、いじめて!私を投げて!私をひねって!」
「・・・そんな血まで受け継いでたんかい・・・」

 ナナは見よう見まねの鶴拳のポーズを取りながら、単純にナナの倍以上の体躯を誇る褐色の巨漢と対峙していた。
 グーンは、ニヤニヤしながら規格外に盛り上がった股間を誇示しつつ近づいてくる。
「ハーイ!あなた処女ですか?」
「んなわけねーだろ!」
「おー!それでは、遠慮なく僕のスカッドミサイルをお見舞いしまーす!」
「来るんじゃねー!デカチン!」
 ナナは、グーンの急所を狙って正拳突きを放った。しかし、全く効いていない。それどころか笑われている。
「こちょばゆくて僕はもうビンビンでーす!」
「無理ゲー!」
「それでは、押し倒してぶちこみまーす!」
 グーンは指先ひとつでナナを地面に転がすと、どっこいしょと彼女に跨った。
「ひー!」
 ナナは無我夢中でズボンの上からグーンの股間を掴んだ。ぐにゃりとする触感がナナに伝わる。
 あれ?とナナは思った。こいつ、やたらデカチンをアピールしているが、硬度がない。
「キンタマ狙いですかー?無駄でーす、鍛えてきますかーら!」
 確かに玉袋にも筋肉が張り巡らされていて堅い。しかし、それに引き換えまるで甲子園のジェット風船のようなこのデカチンは何だ?
 もしや、こいつのデカチンは・・・・
 ナナは器用に足だけでソックスを脱ぐと勝ち誇るグーンの顔へと投げつけた。
「無駄な抵抗で・・・ん!んぐ!ぐはあ!!」
 腐った生ごみのような壮絶な匂いにグーンがひるんだ隙に、ナナは体の下から脱出した。
「JKの足の臭いを甘く見たな!JKは甘い香りがするなんて処女崇拝思考が作り上げた幻なのさ!」
 そして、鼻を押さえながら膝をついたグーンの前面に回り込む。狙いはただ一つ!
 ナナは音速の指技でグーンのズボンのチャックを下ろし、ジェット風船を露出させると、両手を広げて親指をクロスさせた。
「美少女援交拳秘技!夢精到来!」
 合わせた親指で亀頭を挟み込み、残る両指をカリに這わせる。
「お、おおおぅ・・・・!」
 グーンから悩ましい声が漏れる。
 援交時に緊張して勃たないおっさん相手にナナが編み出した、本人の意思は関係なく瞬時に勃起させる技だ。
「おぅおお・・・おお・・・い、いけませーん!」
 見る見るグーンの股間が硬化していく。
「マジですかー。自分から挿入しやすくするなんて、正気の沙汰ではございませーん!」
「フ、アンタに挿入の経験があるならね!」
「な、なんだとでーす!」
 ナナは素早く体を回転させてコブラツイストのようにグーンの体に絡みつくと、左腋でグーンの顔を挟み込み、右腋でジェット風船を挟み込んだ。
「美少女援交拳奥義!両腋天翔!」
 汗ばんだ美少女の腋の官能な香りがグーンの鼻腔を愛撫し、たちまち硬度10に達したジェット風船を腋でこすりあげる。
 援交時に持続力が一瞬しかないおっさんを復活させるナナの必殺技だ。
「おおおおおおおおおおおおお!!!!!!」
 これまで感じたことのない刺激がグーンの体を駆け巡る。
「イ、いい加減にするでーす!」
 身を起こそうとしたグーンだが、全身に力が入らない自分に気付いた。体から感覚が奪われていく。いや、全ての感覚がジェット風船に吸い取られていくのだ。
 ナナは腋コキしながら衝撃の真実を告げた。
「これだけのビッグマグナム。もし急激に海綿体に血液が集中したらどうなる?」
「ひ、ひーーーーー!!!!!!」
 貧血を起こし青ざめたグーンが悲痛な声をあげながら、ナナを巻き込みながら地面に倒れ伏せる。
 ナナはダウンしたグーンをなおも追撃する。
「アンタ、勃起したことないよね?あまりに巨大すぎるがゆえに勃起に使う血液は致死レベルだ。だから、アンタの本能は勃起を抑え込んでいた。見せかけの巨根は女を威嚇するためだけのものなんだ!」
「その通りでーす・・・」
 グーンの顔から血の気が失せていく。
「エレクトすると立ち眩みを起こすのでーす。だから、性的興奮を抑え込むうちに、僕は不能者になってしまいまーした。どんな性戯でも僕を勃たせるのは不可能なはずでーす」」
 それとは裏腹に、グーンの巨根はナナの腋に挟み込まれて東京タワーのように聳え立っていた。
「でも、今は、僕は身の危険を感じながら海綿体への血液流出を止められませーん!」
 グーンのチンコの先から小便のようにガマン汁が迸った。
「滴らせやがって・・スケベなおっさんだな」
「いやー!見ないでー」
 グーンは両手で顔を覆った。
 すっかり戦意喪失したグーンに対して、ナナはロープキングダムでその体を縛り上げた。いかに屈強な男とてこの束縛からは逃れられない。
 血液を全てチンコに奪われて、グーンは溺れたカエルのように口をヒクヒクさせながら言った。
「お願いでーす。最後までイカせてくださーい。このままでは貧血で死んでしまいまーす。まんこに挿れさせてくださーい」
 グーンの哀願にナナは少し考えると、いきり立ちまくりの彼のチンコを素股の体勢で太ももに挟んだ。
「苦しまずに一瞬でイカせてあげる」
 そして、激しく腰をグラインドさせながら高らかに叫ぶ
「美少女援交拳最終奥義!賢者の到来!」
「ひ、ひでぶーーーーーーーー!!」
 ラブホの時間制限に合わせて一瞬にして相手に賢者タイムをもたらすと言うナナの秘奥義の前に、この世の終わりのようなグーンの叫びとともに噴射された大量のザーメンが、彼の黒い顔を白く彩った。
「まんこ使わずに不能な僕をイカせるなんて、ナナさんは何者なんですかー?」
 放出しきって賢者タイムに突入した全身緊縛状態のグーンがナナに尋ねた。
 ナナはポケットからハンカチを取り出すと、ザーメンまみれのグーンの顔を優しく拭いてあげながら言った。
「安い金でおっさんのザーメンを搾り取ってきたただのホ別イチゴな援交女子だよ」
「どうして、まんこに挿れさせてくれなかったんですかー?」
「おっさんからザーメン搾るのにまんこはいらないよ。それに・・・」
 せっかくだから、このブットいモノをちょっと挿れてみようかなーグヘヘヘと思った自分にウソをついて、ナナはカッコよく微笑んだ。
「アンタの童貞はホントに好きな人のために取っておきなよ」
 ナナの言葉にグーンの両目から涙が零れ落ちた。
「おう・・・僕の負けでーす。性的にも人間的にも、ナナさんいい人でーす」
「よしなよ、おっさん。いい大人が援交しか取り柄のないバカJKに惚れたら火傷どころじゃすまないよ」
「それなら大丈夫でーす。僕はいい大人じゃありませーん!17歳の男子高校生でーす!」
 は?とナナが口を開ける。
「え?うっそ?マジ?私とタメ???」
「露夢も祥子も僕も、皆タメでーす!誕生日も一緒でーす!」
「それって・・・」
 思わずナナは祥子を縛り上げている良介を見た。
「・・・急がないといけないな」
 二人はアリサと露夢が対峙しているであろう方向へと走り出した。

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