処女探偵アリサのセックスシンドローム 第③話

この物語はフィクションです。登場する人物、団体名等、名称は実在のものとは一切関係ありません

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 新堂露夢と宮藤アリサの初遭遇から二日が過ぎた。
 アリサは、さすがに解放された翌日は、心身に受けたダメージで一日寝込んでしまったが、露夢への怒りと屈辱はすぐさま彼女を奮い立たせた。
 露夢から手を引くように言われたアリサだが、もう後へは引けない。これを晴らすにはあの少年の真の姿を徹底的に洗い出すことだ。
 ある筋から戸籍の入手を図り、その間に彼のパーソナリティーを調査する。どこかで、葛城レイコへのレイプとの接点を見出さなくてはならない。
 また、彼のボディーガード的な二人の男女・・・祥子とグーンの存在も謎だ。どう見ても、学校の友達ではないだろう。
 アリサは煎れ立てのコーヒーを口に含んだ。今日はもう5杯目だ。酒もタバコもやらないアリサだがコーヒーだけは精神安定剤代わりによく嗜んでいた。
 手掛かりの一つとなるのは、アリサが監禁された工場跡地である。
 調べてみると、確かに彼が言うとおり、かつてはコンドームの生産工場だったが、3年前に廃棄されていた。
「お・ね・え・ちゃ・ん」
 コーヒーの飲み過ぎでやや尿意を感じていたアリサの耳元に、急に温い息が吹きかけられた。
「あぅ、あぁ~ん」
 突然の快感にアリサから自分でもびっくりするくらいの艶声が出た。しかし、それ以上に驚いたのは息の主である妹のナナの方であった。
「何、お姉ちゃん?ス、スゲーエロいよ!」
「な、何でもないわよ!突然だったから・・・」
 驚かざるを得ない。あの日、新堂露夢に全身を嗅ぎまくられた後、空気に対してやけに敏感になってしまった自分がいた。
 体を風が吹き抜けるたび、お土産にもらったまんこティッシュのお世話になっているくらいだった。
 ナナはおそらく初めて見るアリサの痴態に興奮を抑えきれずに迫ってきた。
「もう一回、息吹きかけていい?今からそれをおかずにオナニーするから!」
「・・・やめてくれないかな、息荒いよ」
「お姉ちゃん、27歳にもなって処女だし不感症なのかなーってちょっと心配したけどこれで安心したわ。ちゃんと感じるんだね!」
「処女言うな!17歳非処女め」
「そんな27歳処女にこれあげるよ」
 ナナはそう言って、机の隅に液体が入ったボトルをことりと置いた。
「”塗るコンドームパサー”。やる前にチンコに塗っておけば、中出しでも安心なんだって」
 その男性器を模ったボトルをアリサはちらりと見た。全く興味はないが、丁度例のコンドーム工場を調べていただけにやや気にはなった。
「技術の進歩は凄いよね。男は生で味わえるし、ゴムやピルは滅びちゃうかもね」
 確かにナナの言う通りである。アリサはこの商品のことは知らなかったが、こんなものが一般化すればゴムのコンドームなど過去の遺物となる。
 塗るコンドームパサーを手にしてしげしげと眺めていたアリサは、やがて、レッテルに記載されている製造元が目に入った。
 ・・・シンドー産業。
 アリサははっと何かに気付いて、PCに表示されているコンドーム工場の所有者を再確認した。
 現在の所有者は・・・シンドー産業であった。新堂露夢とシンドー産業。図らずも同じ名前だ。
 次の瞬間、アリサは周囲の私物を手当たり次第にカバンに入れると走り出した。向かう先は、二日前に監禁されたコンドーム工場跡地だ。
「あ、お姉ちゃん、どこ行くの!慌てなくても処女くらいすぐに喪失できるよ!」
 ナナの的外れな静止をものともせず、アリサは飛び出していった。
「うーん、27歳処女を性に目覚めさせてしまったか。罪作りなJKだね、あたしゃ」
 その時、ナナの目にアリサのPCの脇に貼られている写真が目に入った。それは新堂露夢のものであった。
「あれ?こいつって・・・」

 アリサは工場跡地に来ていた。二日前に起こったおぞましき出来事はまだ体が覚えている。
 がらんとした工場内は人っ子一人いない。かつては、日本の性産業を支えた機械たちは、今では単なるほこりをかぶった置物だ。
 この場所に来れば何かを掴めるのではないか、との予感はあった。
 塗るコンドームパサーは、確実に旧来のゴム式コンドームを衰退に追い込むだろう。この工場はその先駆けになって廃棄されたのかもしれない。
 その時、アリサは猛烈に湧き上がる尿意に気付いた。推理に没頭するあまり、すっかりとトイレを忘れていたのだ。
 やばい、もうそこまで来ている。太ももがキュッと締まる。
 ここは町を離れた工場だ。当然、周囲にトイレなどはない。一瞬、アリサの頭に野ションの誘惑が浮かんだが、すぐさま否定した。さすがに、それは人間としてのプライドが許さない。立ちションは軽犯罪法違反だが、座りションも許されるわけがない。
 ただし、ここは工場跡地だ。トイレ跡もあるかもしれない。水は流れないかもしれないが、それは仕方ない。
 見回すと、工場の片隅に意味ありげな扉があった。間違いない、トイレだ。
 アリサは扉に向かってパンサーの如くダッシュした。漏れないで、あそこまで持って、私のおしっこ!
 藁にもすがる思いで扉を押し開いたアリサを待っていたのは、
「おや?女探偵のお姉さんじゃないか」
 新堂露夢とボディーガードの二人だった。その部屋は、トイレではなく、単なる事務所だった。
「まあ、この前の態度から、またここに来るだろうとは思っていたけど、ずいぶん早い再会だね」
 椅子に腰かけながらどこかうれしそうに語る露夢とは裏腹に、アリサの膀胱は限界点を迎えようとしていた。
 踵を返して部屋を出ようとするが、いつの間にかグーンが褐色の巨体で扉の前に立ちふさがっている。
「飛んで火にいる何とやらだね。どうやら、懲りていないようだから、今度はどうやってお姉さんを懲らしめようか相談していたところだったんだ」
 だが、露夢はアリサの微妙な変化に気付いた。
「ん?祥子、お姉さんの様子が何だかおかしくないか?」
 祥子は露夢の問いかけに対して、アリサの股間を見ながら答えた。
「私には小便を我慢しているように見えますね。これは相当な量が溜まっていそうです」
「お姉さん・・・人の敷地内におしっこしに来たの?信じられないな、犬のマーキングかい?」
 露夢が怪訝そうに体を震わせるアリサを見る。
 ここは思いっきり否定したい。しかし、もう漏れかかっているおしっこがアリサから強気を削ぎ取る。
「お願い、トイレ行かせて。あなただって、ここにおしっこ漏らされるのは嫌でしょう」
「トイレなんてここにはないよ。僕も祥子もしたくなったら、そのへんでしてる」
 露夢の言葉に呼応するように、祥子は机の下から四方形のお菓子の空き缶を取り出すと、アリサの前にコツンと置いた。
「確かに匂い付けされるのは嫌だしね。そこにしなよ」
 さすがに、これは屈辱だ。アリサは脱出口を求めて部屋の中を見回した。
 しかし、唯一の脱出口は、すでに屈強なグーンの体で塞がれている。逃げ道はない。
 露夢は狼狽えを隠せないアリサの姿に、口元を緩ませた。
「さあ、安心して。僕たちは何もしないよ。お姉さんはお姉さんの意思で、その缶の中に、汚いまんこから臭い小便をジョロジョロと垂れ流すんだ」
 アリサはダメもとで、扉を塞ぐグーンにタックルをした。しかし、その分厚い胸板はアリサの抵抗を難なく跳ね除ける。
 その反動で、下げていたカバンが飛び散り、更にじょろっと温かいものが股間を伝った。
 限界点に近いアリサの痴態を露夢はにやにやしながら見ていた。だが、その時、彼はアリサのカバンの中に入っていたある物に気付いた。
「塗るコンドームパサー?なんでお姉さんがこれ持ってるの?まだ市販されていないのに」
 露夢は床に転がっていた塗るコンドームパサーのボトルを拾い上げた。事務所から出てくる時にたまたま荷物に混じっていたらしい。
「いえ、それは、私のものじゃなくて・・・」
「いつセックスの機会があってもいいように常に持ち歩いているんだ?お姉さん、処女のくせにとんだドスケベだね」
 露夢の表情から笑いが消えた。そして、徐々に声質が低くなっていく。
「こんなものに頼ってまでセックスしたいなんて気持ち悪いな。お姉さんを見損なったよ」
 すると、控えていたグーンが甲高い声を出した。
「オー!それなら僕がこの女の望みをかなえてあげましょーかー!」
 グーンの股間はズボンの上からでもはっきりわかるくらいに盛り上がっていた。かなりのサイズだ。
 だが、露夢はやる気満々のグーンを片手で制止した。
「やめておけ。このスケベなお姉さんを悦ばせるだけだよ。それより今は」
 露夢はボトルの蓋を外すとアリサに投げつけた。避けようとしたアリサだが限界小便ボディが体の自由を許さず、中のぬるんだ液体を顔面に浴びてしまった。
「お姉さんの公開黄金水ショーを楽しませてもらおうじゃないか」
 露夢の表情に再び邪悪な笑みが蘇った。
「幼稚園児の様にお漏らしするか、潔く放尿するか、お姉さんには二択しかないからね」
 もう逃げ場はない。
 アリサは覚悟を決めた。放尿しよう。既にこの少年にはまんこの匂いまで嗅がれている。何も躊躇う必要はない。
 もう依頼なんかは関係ない。ボディーガードの二人は体も屈強でいかにも手強そうだ。しかし、私には亡き母から教わったレスリング仕込みの低空タックルがある。私の放尿で奴らが油断している隙をつく。出し終わってすっきりしてからがこちらの反撃タイムだ。屈辱を与えてくれたこの少年に鉄槌をくらわしてやる。
 アリサは息を吐くと、ベルトを外して、一気に下着ごとパンツを下ろした。
 そして、空き缶の上にまたがると、白いお尻と黒い陰毛をむき出しにして、押さえきっていた黄金水を一気に開放した。
 ぷしゃーっと、尿がスチールの缶を打つ音が響き渡る。
 心は無だ。放尿に心はない。目を閉じると、脳裏にはインドの山奥の光景が浮かび上がる。
 私は修行僧として提婆達多のもとで切り立った岩の上で座禅を組んでいる。修行を終えて無の境地に達した時、私は愛の戦士として羽ばたくのだろう。
「すごいね。プクっと小陰唇が開いて、ものすごい勢いでおしっこが出てるよ。ほらほらあんなところから出てる」
「私も同性の小便姿は初めて見ましたが、さながら、ナイアガラの滝のようですね」
「僕からはケツ毛しか見えませーん!残念でーす!」
 人の声が聞こえる。おそらく前に回って私の股間を覗き込んでいるのだろう。しかし、心を無にした私には何の感情も沸かない。
 ・・・ウソです。むっちゃ恥ずかしいわ!
 やがて、ちょろちょろと残尿を終えて、アリサの放尿と言う名の修行は終わった。
「これもカバンに入っていたよ、使ってくれているんだね」
 露夢はそう言って、まんこティッシュを放心状態のアリサの前に置いた。
 アリサは黙ってボトルからティッシュを抜き取ると、露夢の視線を浴びながら濡れ光る股間を拭いた。
 ・・・覚悟しておきなさい。拭き終わった時があなたの最後よ・・・アリサの中の羞恥心が復讐心に支配され始めたその時
「じゃあ、僕たちは帰るから。その缶の中の黄色いおしっこ、どこかに捨てておいてね」
「え、え、え、ちょ、ちょっと!」
 アリサの拭き取りが終わらないうちに、三人はアリサに背を向けて部屋を出て行こうとした。
「待ちなさいよ、アンタたち!」
 拭き取る+パンツを上げる+立ち上がるを同時にこなせるほど、アリサはマルチ人間ではない。アリサは股間に手を突っ込んだまま立ち上がろうとして、パンツに足を引っかけて、豪快にぶっ倒れた。
 ヒキガエルのようにおケツまるだしでつんのめっているアリサに対して、露夢は去り際に言い残した。
「もう一度だけ忠告しておくよ。僕にはもう関わるな。ションベン垂れ流しババア!」

「ただいまーって、誰もいないのか」
 アリサが露夢の前で放尿していた頃、今日も今日とてパチンコ帰りの良介が事務所にいた。
 買物袋をテーブルに置くと、何の気なしにアリサのデスクに座り、彼女の飲みかけの冷めたコーヒーを口に含みながら、傍らに置かれた資料をめくっていた。
「捜査案件第59号・新堂露夢身辺調査・・・か」
 依頼者葛城レイコの写真、新堂露夢の写真、その他、調査実施内容が事細かに書かれている。
 資料をめくりながら、良介の表情は次第に愁いを帯びていった。
 やがて、良介は資料を放り出すと、イスに深く腰掛けて、大きくため息をついた。そして、机に無造作に置かれた名宝タチマチを手に取り、シンドー産業と明記されたレッテルを確認する。
 良介は、影の差した表情で誰にともなく遠い目をしながらつぶやいた。
「何を考えてるんだい、義姉さん・・・」

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